火葬場と民営の斎場が比較的多い山梨県
最近では、小規模なお葬式を選択する人が増えています、代表的なものは家族葬と呼ばれる大体３０名程度の参列者によって執り行われるものですが、この形態を希望するのであれば、小規模なお葬式に慣れている葬儀社に依頼したほうが良いようです。
今では、全国的に家族や本当に親しい友人たちだけで故人を送り出すという形が定着してきています。山梨県でも家族葬などの小規模なお葬式の選択が可能となっています。また、山梨県には民営の斎場が多くあります。最近の傾向としては、遺体を自宅には連れて帰らずに葬儀を行う斎場に直接搬送することが多くなっています。
その場合には、安置施設が設けられた斎場を選ぶことが必要になりますが、山梨県にはそれらの斎場が比較的多くあり、最後の夜を故人と過ごせる付き添い安置ができるところもあります。全国的に不足しているとされている火葬場も県内の各地にあります。
葬儀の方法、山梨県の風習の考察
近年の葬儀のあげ方は、年々自由化されています。その背景には、独身が増えたこと、核家族、子どもがいない、などがあります。特に生まれた故郷にこだわらない人が増えたことで、単身の家族だけで家族葬をあげることも増えています。
しかし、地域にはまだまだ地域によって異なる風習があります。今回は、山梨県の葬儀のあげ方を考察します。日本では、ほとんどが火葬をしますが、現代でも土葬をしている地域があります。それが山梨県にあります。場所の問題、衛生面の問題より、年々少なくはなっていますが、昔からの文化を守っています。
また、山梨県の一部の地域では、出棺の際、家の玄関の横に仮門を作り、そこを通るという風習があります。素材は竹が多いです。葬儀が終わると仮門は無くなるので、死者が戻って来ない、という意味があります。自由化になっても地域の文化を知る機会を得るのは良いことですね。